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【連載】住宅部会通信2009

講演会「建築家アントニン・レーモンドと私」
講師:建築家 北澤興一
&見学会「住宅 ヤマライブラリー」

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執筆者:濱田 猛(濱田設計測量事務所)

去る10月17日、西宮市郊外の住宅にて「建築家アントニン・レーモンドと私」北澤興一氏講演会が行われた。
元レーモンド事務所の所員で、現在は自ら設計事務所を主宰している建築家:北澤興一氏をお迎えし、多くの写真と共にレーモンド事務所時代の思い出話などを語って頂いた。

会場となったのは、北澤氏が2000年に設計監理された建物で、レーモンドによる軽井沢新スタジオの空間要素を多く取り入れた個人住宅(ヤマライブラリー)である。今回、オーナー様のご好意とご協力により特別に見学させて頂けることとなった。
会場の規模から、人数制限を行ったものの参加希望が後をたたず、結局当日はJIA会員、一般あわせて32名の参加で盛会のうちに幕を閉じた。
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前半は、北澤氏による講演が行われた。約100枚ものスライドをご用意頂き、その一枚一枚について丁寧に説明して頂いた。
その内容は、おそらくレーモンドについての著書を隅々まで読みあさっても得ることができないようなレーモンドの「人となり」そのものだった。
仕事には非常に厳しく、所員のうち選ばれた者8名だけがレーモンドのパートナーとなり図面を進めることができたことや、その8名に選ばれた際のレーモンドとのやり取り。レーモンドが目の前でサラっとスケッチを描き、それを決められた短時間のうちにパースまで仕上げなければならなかったことなど、身近に接する者だけが知りえるエピソードを多数ご紹介頂いた。
また、フランクロイドライトとの関係やレーモンドの作品性の変化などについてまでも切り込んでお話頂いた。
更には、仕事を離れたレーモンドの姿や、主にインテリアを担当していたミセスレーモンドとの関係など、プライベートな側面もご紹介頂いた。

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後半は、オーナー様にパティオをお借りし、北澤先生を囲んでの懇親会が行われた。ケータリングのイタリア料理とシャンパン、ワインを用意し、前半の講演会に引き続きレーモンド事務所での思い出話に花が咲いた。

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語られたレーモンド生前のどのエピソードについても、当時の情景がすぐ目の前に思い浮かぶようで感慨深く、モダニズム建築の巨人を少しだけ身近に感じることができた。エピソードの中から垣間見えた建築に対する熱い思いは、我々も、同じ道を進む者として身の引き締まる思いである。
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09:56 : 2010年「冬号」:  トラックバック(-)  コメント(-)
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