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【連載】JIAデザイントーク2009

JIAデザイントーク

●2009年度 第1回デザイントーク
開催日:2009年7月24日(金)
コメンテーター:岡本 隆、長田直之、松本 明
司会:青砥聖逸
発表者:笹村欽也、須部恭浩
会場:大阪市中央公会堂 地下大会議室


■笹村欽也氏(東畑建築事務所
発表作品/「大阪府立南大阪高等職業技術専門校」、「徳島県警察学校」

大阪府立南大阪高等職業技術専門校
大阪府の職業能力開発審議会の答申をもとに、府内高等職業技術専門校の再編整備が決定、老朽化する堺校と松原校を統合し「南大阪校」として再整備することとなった。敷地は和泉市テクノステージ中央に位置し、地区内のコミュニケーションを図る場「コミュニティコート」を施設の中心に創出。緑あふれる潤いのある空間とし、本地区に集う人たちの交流・対話の場として、また訓練生同士や教官とのコミュニケーションの場として「ものづくり」だけでなく「ひとづくり」にも寄与する施設を目指している。
この「コミュニティコート」を核として本館管理棟、実習棟を囲み配置し回廊で繋ぐ計画とし、ゆとりある屋内外の空間を創りだしている。また「コミュニティコート」は前庭とも繋がり、外部への開放性も保っている。このゆとりと開放性は、講習会、体験学習、公開講座等のかたちで地域との連携を可能とし、職業訓練の場という枠を超えた新たな展開を促している。
外部デザインは周辺の山並みに調和するよう緩やかな曲線を持った金属屋根を採用、やさしく柔らかな外観を施設全体で表現している。
回廊の天井には設備配管類を敷設、各棟の外壁側に設けたシャフトにダイレクトに接続、建物全体の設備システムを単純・露出化することによりメンテナンス性を高めながら、校内実習の「生きた教材」として活用できるよう配慮している。
全ての教室、実習室に自然採光・自然通風を確保。さらに、実習棟の大屋根に空気層を設け太陽光を利用した集熱システムを採用。冬場は暖房に利用し、夏場は熱気を速やかに排出し、良好な室内環境を作り出し省エネに寄与している。自然の持つエネルギーを積極的に取り入れ、環境との共生も目指している。
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外観(撮影:上諸尚美)
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外観夜景(撮影:川元 斉)
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平面図

徳島県警察学校
徳島市南部に位置する当敷地は、警察学校と機動隊が同居する広大な敷地で、平成8年に学生寮が建てられるまで、各時代の社会情勢や学生数の変化に応えた、様々な付属施設の増改築が行われ、全体としてまとまりの欠けた施設群となっていた。
本工事では、警察官としての基礎的な教養訓練を受けるための「本館」と柔剣道の訓練場である「道場」を改築している。これまでの反省を踏まえ、敷地全体で統一感と一体感のある施設群を目指しマスタープランを構築、将来に亘り支障をきたさぬよう、壁面線の統一や施設動線の集約化などのシステムを計画に盛り込んでいる。
まず既存学生寮との間に中庭をつくり込み、その廻りに各施設をつなぐ回廊を配置、学生たちの生活の中心として機能し、規律正しい生活の中に潤いと安らぎを感じ取ってもらうような、施設の核となる「場」を創り出している。県警の歴史や活動を来校者に紹介する資料展示コーナーをこの中庭を取り囲むように配置、外部の広がりを取り込んだ透明感と開放感のある空間を確保している。
また各施設では、警察官としての教養訓練を快適に、効率よく学べるよう、光と風を建物内に積極的に取り込み、清々しくて気持ちの良い学習・訓練環境を創り出している。各階に、学生交流スペースやアメニティスペースを確保するなど、学生が、語らいながら楽しく学べ、豊かな人材を育成する学校を目指している。
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外観(撮影:上諸尚美)
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外観(撮影:上諸尚美)
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内観(撮影:上諸尚美)


■須部恭浩氏(三菱地所設計
発表作品/「2004年以降の追手門学院大学」~守衛所から始まり学校について考えたこと
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