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【連載】JIAデザイントーク2009

JIAデザイントーク2009

■2009年度 第5回デザイントーク(特別編)
【開催日】2010年3月24日(水)
【コメンテーター】長田直之、山隈直人
【司会】青砥聖逸
【発表者】遠藤秀平、嶋崎眞二、広渡孝一郎
【会場】ハービスPLAZA 4階イベントルーム
※今回は関西電力(株)ご協力のもと「かんでん住まいの設計コンテスト」優秀賞を受賞された3氏をお招きして開催しました。



遠藤秀平氏(遠藤秀平建築研究所)受賞者:遠藤あおい氏の代理参加(共同設計者)
発表作品/「森の10居」(大阪府羽曳野市)

郊外の閑静な住宅街に建つ2棟の相補性による集住の提案である。
このふたつの建物R棟(=radius)とS棟(=straight)は鉄骨造2階建てであり、構造的には同一であるが形態の要素としては曲線と直線の構成であり、隣接しながら相対する形式として成立している。
R棟はコルゲート鋼板の帯で縦に巻かれた空間が6個並び、各住戸を構成している。2FL以上の構造は、隣り合う住戸同士をずらして配置する接合方法により、相補的に構造強度を確保しているため、柱・梁がなく厚さ2.7mmのコルゲート鋼板のみで独立している。
S棟は各住戸長手方向に貫く中庭を持ち、中庭をはさむように4住戸並ぶ構成である。この中庭は閉じられた狭小空間において専有される光と風を導くとともに、隣室との適度な空隙をつくりだし分有されている。厚さ僅か35mmの断熱壁パネルにより中庭が生み出され、隣室の外壁はこちら側の内的な壁としての相補性を示している。

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写真左(外観) 写真中央(内観1) 写真右(内観2)
撮影:松村芳治


嶋崎眞二氏(なづな工房一級建築士事務所)
発表作品/「方庵」(兵庫県神戸市)

子育て世代が多く住む新しい住宅街の一角。
北側前面道路の敷地の南側をはじめ、他3方もすでに住宅が建て混んでおり、借景を望むこともできない。
建蔽率40%という厳しい条件下から生まれる残地を、内側に大きく取り込むことで、1日の陽の移ろいや四季の変化を暮しに感じる事ができ、近隣からの視線や喧騒から遁れた“静”なる空間を作ろうとした。

北と南の二つの庭を延長された外壁で取り囲み、近隣の目線をガードした上で、その内部に暮らしの中心となるL.D.Kと主寝室(2階)を一体的に配置している。
取り込まれた庭に対しては、内外の境界をあいまいにするために、ペアガラス製作最大寸法の大板を使用するなど
大開口を設けているが、気密・断熱性能はフラット35Sの基準をクリアしている。
主暖房として深夜電力を利用した電気蓄熱床下暖房を採用。またエコキュートなどを含めたオール電化により省エネルギーに配慮した。
畳の間に腰をかけ、北を見れば枯山水にモミジが揺れ、南を見ればウワミズ桜の木が内外を曖昧に感じることができる。ここが住宅街であることを忘れてしまいそうだ。

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写真左(外観:夜景) 写真右(内観:リビング)

広渡孝一郎氏(広渡建築設計事務所)
発表作品/「西ノ京のいえ」(奈良市)
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16:41 : 2010年「夏号」:  トラックバック(-)  コメント(-)
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